北海道1周夫婦ツーリング


「椎間板ヘルニア」を克服し再挑戦(1997年7/31~8/9)48歳
リハビリのため通勤ウォーク、水泳、腹筋・背筋の体操で、なんとか「椎間板ヘルニア」を克服して「北海道夫婦ツーリング10日間」に再挑戦するまでになった。(なるしまのクラブランにも行けず、脚力が落ちての不安がありながら) あれから2年が経ち1997年の5月ついに10日間の飛行機と宿の予約を開始した。

<予約した交通経費>
・飛行機:ANA 羽田→千歳(7/31) 13850円/1名(7月なので安い)
・飛行機:ANA 千歳→羽田(8/9) 23100円/1名( 8月なので高い)
・原付スクーター:ラビットサービス(日産陸送)
 自宅⇔千歳空港止め 54600円(往復)
・自転車:ヤマト宅急便 新千歳空港営業所止め 3810円(片道)
※宅急便は自転車梱包箱110cm以内のこと。(20mX100cmX110cm)
※帰りのために梱包箱を千歳営業所で保管してくれた。

1日目 7/31(木)晴れ時々曇り <ヤマト新千歳空港営業所→静内>

羽田空港10:20発ANAで12:00千歳空港に到着。空港の駐車場に陸送で到着済みのYAMAHAミント原付スクーター発見。さらに愛車が待つヤマト新千歳空港営業所に向かい組立等すべて完了し、いよいよスタート。
快調にスタートし途中から緑の牧場に放牧されたサラブレッドに歓迎を受け気分が高まる。きっと、いつかこのサラブレッドも私の地元「府中競馬場」に来て走るのだろうと想像する。 静内の旅館に到着。ご主人が一人で食事の用意をしているので不思議に思ったら、案の定奥さんはガンで入院しているとのこと。ふと今は私たち健康でツーリングが出来て良かったと思った。 静内は呑み屋と旅館と床屋が多いところらしい。たぶん競馬の関係者の出入りが多いからだろう?
それと、食堂で名古屋から来た二人の青年と会話したが、サラブレッドが好きで牧場を巡って馬を見に来たらしい。面白いことに一人がオリックスの「イチロー」と同じ野球部の2年後輩で、当時は「イチロー」のことを「イッ君」と呼んでいたそうです。二人ともいい青年でした。
走行距離=100km(千歳-100km-静内) 宿泊=ふじや旅館(6000円)

2日目 8/1(金) 晴れ時々小雨 <静内→襟裳岬→広尾>

今日はラッキーな追い風でえりも岬を目指す。途中で鉄道の終点「様似駅」で休憩。ここから先は鉄道なしとなり何があってもただ走るのみである。ほとんどフラットな道でトラックも少なく、また白線から1mの路側帯(自転車用には思えないが)ありで快適走行となり「これぞ北海道」を実感する。だだ海はガスがかかり遠くは見えずちょっと残念。緑のジュウタンを敷き詰めたような見晴らしい道路を走り抜け襟裳岬に到着。「襟裳の春は何もない春です…♪♪」拓郎を口ずさむ。 襟裳から広尾に向かうが向かい風で小雨となる。ここでサポーター「ミント」の風除けを受ける。ここ「黄金道路」はやはりきびしい。崖っぷちで波しぶきが道路を濡らしているし何もない寂しい道路である。そのとき崖側でない反時計回りのコースにして良かったとつくづく思った。 鳴嶋さんから天気は西から崩れるので右周りだ雨と一緒に走ることになると聞き納得。
走行距離=145km(静内-100km-襟裳岬-45km-広尾) 宿泊=ホテル東陽館(7000円)

3日目 8/2(土) 小雨後曇り <広尾→音別→釧路(茅沼)>

霧雨のためカッパ着てスタートし釧路を目指す。道路は真っ直ぐ、とにかく向かい風を受けならかひたすら走りやすい直線道路を走る。途中コンビニで休憩中、女子大生と語らうが娘と同級であり励ましの言葉に何故か元気が出る。雨も上がり右手に海を眺めながらの走行となる。やっとのこと釧路に入ったのだが170kmも走り結構疲れていた。釧路から茅沼まであと20kmで腹も減り釧路湿原の大きさを実感しながら、やっとのことホテル到着19時。今日はとても疲れたが、ここの温泉風呂はすばらしく疲れが癒されとても良かった。
走行距離=190km(広尾-100km-音別-90km-茅沼)
宿泊=モールガーデンホテルむらぎし(9000円)

4日目 8/3(日) 曇り <茅沼→中標津→標津>

残念ながら釧路湿原をゆっくり探索する時間なく(次の機会にまわすことにして)北上を続け「多和平牧場」に向かう。この辺から車も少なく道路も良くアップダウンもなく真っ直ぐ道路を快適に走る。緑の牧草ジュウタンに囲まれて北海道のすばらしさを実感する。 「多和平牧場」からの、360度パロラマの展望は天候も快晴に変わりモー最高! ここぞ北海道。 次は中標津の「開陽台展望台」に向かう。ここからの道も快適であったが途中で道を間違えたような気がして民家も無く困っていたら運よくマウンテンバイクの若者に会い尋ねたところ案の定逆走していたことが判明しラッキーだった(若者に感謝) それほど広大な土地である。無事「開陽台展望台」に到着し、2回目の360度パロラマの展望を体験して満足した。
走行距離=140km (茅沼-40km-多和平-100km-標津) 宿泊=ホテル楠 国民宿舎(9000円)

5日目 8/4(月) 晴れ <標津→羅臼→ウトロ>

標津から羅臼まで海岸線を車も少なく快適に走行。羅臼から知床峠まで約標高1000m、16kmの登りである。北海道に来てはじめてのきつい登りの体験だが、途中雪渓があったり眺めも良く苦にならなかった。知床五湖に寄ったがアップダウンの道で途中「熊に注意」看板に北海道を実感する。
ウトロで知床半島を遊覧船で見学したが6人乗りボートにしたのが失敗。揺れて揺れてどうしようもなく気分が悪かった。大型遊覧船にすればよかったとつくづく後悔した。
走行距離=120km( 標津-50km-羅臼-50km-知床五湖-20km-ウトロ )
宿泊=酋長の家(8000円)

6日目 8/5(火) 雨のち曇り <ウトロ→網走→サロマ湖(ピラオロ)

またもや一直線の道路をフォローのラッキー風で網走までひた走る。定番の網走刑務所に寄り、刑務官に「府中刑務所から来ました」と挨拶をしたが、警戒されてしまった?
常呂町は広大な畑が多く、あちこちに乾草の大玉が転がっていたが牧草らしい。網走湖畔で食べたカツカレーはとても美味かった。主人も色々話しをしてくれて美味さ倍増である。 サロマ湖畔の真新しいコーヒー店に入ったが、あまりのぶっきらぼうな主人(脱サラした感じ?)には参った。客は私たちだけなのに一言も話してもらえずカックリ。こんな対応でよく店がやっていけると不思議に思った。
走行距離=135km( ウトロ-75km-網走-60km-ピラオロ ) 宿泊=酋長の家(8000円)

7日目 8/6(水) 晴れ <サロマ湖→紋別→枝幸>

いよいよ稚内を目指してスタート。今日もフォローのラッキー風に乗り快適に走る。紋別を通過したあたりから、めっきり車が減り伴走のミントと並走できるほどになり、40km平均の快適走行となる。やはり北国なのかな?人も車も少なくなった気がする。
対面ツーリング者約10名で追い越しゼロと言うことは、右回りツーリングが多いのだろうか? 今日までの左周りは正解なのだが果たしてどっちがいいのだろうか? ここ「ニュー枝幸」ホテルは、安く新しくて見晴らしや食事もよくすばらしホテルでした。毎晩カニカニカニで体重が一向に減らない。とにかく夕飯と生ビールがうまい!
走行距離=156km( サロマ湖-156km-枝幸 )宿泊=ニュー枝幸(8000円)

8日目 8/7(木) 雨のち曇り <枝幸→宗谷→豊富>

なぜか日の出の時間に目が覚めて、北海道ではじめて日の出をオホーツクの海から朝もやがたちもめる中、ホテルの窓からじっくりと見ることが出来た。静けさに感謝しながら再び眠りに入った。
いよいよ今日は最北端「宗谷岬」をめざす。と思いきやウソのようにガスがかかり雨のスタートとなる。家も車も人も少ない道を、右に静かなオホーツクを見ながらひたすら北上する。そして雨も上がり一面緑の高原が広がり「宗谷岬」に到着した。千歳から1080kmの道のりであった。 ゆっくりと最北端を実感して、いよいよUターンを開始。稚内まで飛行場をを左に快調に走行する。 ところが稚内から豊富に南下を始めた途端きびしい向かい風になる。そうか右が海となり、いままでとは逆走となる訳だ。覚悟を決めミントのサポートを受けることになる。(^^ゞ
走行距離=164km( 枝幸-90km-宗谷-74km-豊富 ) 宿泊=川島旅館(8000円)

9日目 8/8(金) 曇り <豊富→留萌>

スタート直後ミントが悲鳴をあげ始めた。後輪から異音が発生しドキドキだ。自転車ならともかくスクータは修理できないし困った。幸い近くあった小さなバイク屋で見てもらったが修理不能の返事で「おとなしく走るんだな」の一言。千歳まであと300kmの距離があり、これから走るサロベツ原野とオロロンラインは何もない道のりだ。行けるところまで行こうと決心しスタート。サロベツ原野を横断し留萌まで一直線の南下である。 当然の向かい風となりミントのサポートを受け、疲れきってギコギコ走るミントの後姿をチェックしながらの走行である。延々と続く右に日本海、左に砂浜で一直線の道をひたすらこぎ続けるだけであるが気分はいい。トラックも高速道なみにびゅんびゅん追い越して行くが、反対車線まで離れてくれるので恐怖感はない。途中シェルターでトイレタイムをとり20km間隔くらいで町があるので、ちょうどいい休憩ができる。 途中、女性トライアスリートに出会い、ここはトライアスロン大会のあるところで練習中とのこと、なぜか自分もトライアスリートになったつもりになり適度なアップダウンの道を快調に走ることになる。しかし、留萌手前50km位から雨が降りだし、ホテルまではじめて大雨を体験する。
走行距離=165km( 豊富-165km-留萌 )宿泊=ホテル神居岩(9000円)

10日目 8/9(土) 曇り <留萌→千歳ゴール>

いよいよ最終日、ミントもなんとか走りそうで一安心。ホテルの社長さんに千歳までのフラットな道を聞いておいたので楽な気持ちでスタートする。海と別れて内陸に入るが、やはり海岸線がいいことを実感する。途中小雨となるが、碧水から滝川を経て一直線に南下する。 途中サッポロビール工場の正門前に到着、見学して一杯やりたかったがカッパ姿で濡れていたので断念し千歳をめざす。
そして建物と車が多くなった夕方17:30無事千歳駅に雨の降る中、感激のゴール! 全走行距離:1484km完走!お疲れ様でした。
走行距離=160km( 留萌-160km-千歳 ) 宿泊=ホテルかめや(9000円)

■ツーリングを終えて■

10日間の北海道ツーリングは、暑くも無く寒くもなく道路は広くて走りやすいし一直線の道路もいい。海岸線は坂も少ないし車も少ない。緑のジュウタンはとても気持ちいい。とにかくロードレーサーで走るには最高だと思った。今度は千歳から南北海道を走ってみようと考えている。更に日本1周を目指したいと思うようになった。
・ロードレーサ:Lookカーボン
・タイヤ:700x23C/WO(パンク無し)
・チェンオイル補給3回
・シューズ:SPD

合計走行距離:1484km(10日間)
合計費用(2人分)350,000円 (175000円/1人)
・飛行機代:74,000円(往復)
・宿泊代:180,000円
・ヤマト宅急便:10,000円(往復)
・昼食代: 30,000円
・日産陸送:52,000円(往復)
・ガソリン代: 3,000円(安い!)

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